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「ドラフト最下位」を読む

作者のtwitterはフォローしているはずなのに、この本が出た事には全く気付かず、図書館の棚をぼぉっと見ていたら見つけた本。読んでみたら非常に興味深い本でした。

この本における”ドラフト最下位”の定義は”その年のドラフト会議で一番最後に指名された人”というモノ。つまり”ギリでプロになる資格を持った人たち”について、ドラフト指名の前後とそのあとの生活を書いた本。出たのは昨年で、しかも結構長い事「野球太郎」誌で連載してたんですね…

プロ野球の成績的に一番の人は、福浦。一番偉くなったのは大木 ((誰だかわからないと思うけど、ヤクルト球団の常務取締役まで務めたらしい)) 。

さすがにギリでプロになっているから、ドラフトに呼ばれるまでの経歴も、プロ野球選手としての過ごし方も、引退するときも、引退した後も、人生いろいろ過ぎる。先生だったり漁師だったり店員だったり。でもこれは”ドラフト最下位”という括りで見ただけで、きっとプロ野球選手の人生はみんな波乱万丈なんだろうなぁ…

最後の方は、まだNPBでの現役を続けようとギリギリで頑張っている人たちを取り上げているのだが、1年たって現状を調べてみると、…1年でもだいぶ人生はかわるのだなぁと思わざるを得ない。

今日、ちょうどドラフト会議ですが(狙ったわけではありません)、入る分、いなくなる人がいるという事を理解しながら、楽しむことにします

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