読みたかった本なのだが、なにせ3,000円もする。どうしよう、どうしよう、と悩んでいたら、ふと、「図書館にあるんじゃね?」と気づき、最寄りの図書館にはなかったのだが、隣の行政区の図書館にはあったので、借りて1週間、頑張って読みました。
この本、MSV=モビルスーツ バリエーション、正確には1980年代前半のバンダイのプラモデルとして開発・発売された期間の事を取り扱っている本。すなわち、MSVはどのようにして産まれ、どのように発展し、そして衰退していったか…が書いてある。
ちなみに僕自身は作者と約10歳年齢が離れているので、リアルタイムには経験していない。なので、ガンプラに興味を持った当時 ((「逆シャア」や「0080」のプラモが発売されているころ)) 、毎週のようにプラモ屋に通う中で、ほかのシリーズとは違うパッケージ、やたら細かい解説、完成見本の塗装がやたら拘っていること、等、他のテレビシリーズ(当時は初代、Ζ、ΖΖの放送時のラインアップがメイン。ようやく「HG」シリーズが出るころ?)とは明らかに別物な感じがした。なんだかんだ言って06Rの1/144とかプロトタイプガンダムとかは作った記憶があるけども。確かに無意味に詳しい機体解説好きだったけども。
なので、「How To Build Gundam / 2」も作例の記事を読んでいると出てきて「ん?」と思ってた ((その後電子版になったときに半額だったのでAmazon Kindleで購入しました)) し、初代MG(ガンダム Ver1.0)の時に初めて”川口名人”を認識したくらいの人間なのです。それでもこの本の元ネタとなったモデルグラフィックスの特集が面白かったので、読みたかった訳。
で、読んでみると、その特集に比べて、MSVの始まり方…どのように「ストリームベース」が関与していったのか、どうやってプラモデルとして発売されるに至ったのか、という所、あとは「模型情報」 ((ちなみに僕これ知らない。B-CLUBがもうあった気がする)) と「ボンボン」の使い分けによる複数の世代へのアプローチ、など非常に面白く読ませてもらいました。あと、フルアーマーガンダムがパーフェクトガンダムのMSV版という事は初めて知ったし、そしてMGのフルアーマーガンダムが絶版扱いになっているという事も知りました(HGUCでも出てない事に気づき驚き)
とりあえず一読して欲しくなったのは各インストに書かれているという機体解説をつなげ合わせたらどんな物語になるか、かな。あとは「模型情報」の「MSVハンドブック」はどうにか手に入らないかなぁ…復刻版も手に入れるのは難しそうですな。
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