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いつも、気づけば神宮に 読みました

はじめに言っておきますが、僕はドラゴンズファンです。 ((野球関連の本の感想を書くときのお約束))

昨年から本屋で見て買おうかどうか悩んでいた本が図書館に転がっていたので借りました。378ページもある本で、貸出期限が近付いて来たので、これ読めるかとヤバいと思って読み始めたら1日ちょっとで読むことができました。なんとかなるものだ。

ちなみ書いた人は「12球団ファンクラブに10年入会してみた」人。固い方向にふるなら「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記」の人。どちらもおススメ(買ってないけど)。

この手の、ファンが自分の愛するチームについて書いた本としては、以前blogにも書いた「4522敗の記憶」があるのだけど、この本は「序章」にあるように、「極私的スワローズ論」で作者の記憶のある30年に絞って書いてあったとおり、より「個人の感想」に近いモノだった。

個人的なベストゲームが書いてあったり、「感謝」を伝えたい人、「謝罪」をしたい人にインタビューをしにいくのだけど、インタビューで構成されているので、意外と第三者(この場合インタビューした人)の目線になっている、気がする。そしてこの作業を通して自分自身がなぜヤクルトスワローズファンなのかを再定義していく、という本でした。

なので、自分だったら、ベストゲームは何だろう ((2006年の優勝決定戦か2004年の日本シリーズ第5戦かなぁ…)) とか、最初に球場で見た試合は負け試合 ((’86年のナゴヤ球場、vs阪神戦、ナイターで負け試合。3塁側で見て阪神ファン怖いと思った記憶が。)) だったなぁ、とか ((ちなみにJr.の生観戦最初の試合も負け試合でした))、ドラゴンズにおける’80のエース、’90のエース、’00のエース、誰なんだろうなぁ ((小松→今中→川上 かねぇ?)) と思いながら読んでました。

そして「何がスワローズなのか、自分はスワローズの何が好きでファンなのか」というのは、何となく結論が出ていて、それは、まぁ納得できるのだけど、実は一番自分の中で来たフレーズは、

「僕が、人生でもっとも口ずさんだ歌は何なのか?」

(中略)

その答えは、間違いなく『東京音頭』である。

でした。まぁ、僕の場合は『燃えよドラゴンズ』になるのですが、でもコレ(人生で一番口ずさんだ歌)は、案外「自分が好きなスポーツチームを持っている人」を見分ける指標になるかもしれない。

個人的にも神宮球場は好きな球場の一つで、広い(これ重要!)外野席でビール飲みながらのナイターは本当に楽しい。特に最近は以前のように「無理して流行りに乗ってみました」感が無くなって、自然体にスワローズ好きが集まっている気がする。集まり過ぎてレフトのビジターエリアが減っていくのはつらいのだけど、でもビジターに対してもちゃんとリスペクトしている感があって、とても良い感じではある。

でも、この本を出した2017年にとんでもない記録を作ってしまうとはさすがに思っていなかっただろうなぁ・・・

ところでスワローズでもベイスターズでも「俺はこのチームのファンになる」と選んでいるわけですが、英才教育でドラゴンズファンになった ((本当かウソか確認しようがないのだが、『辰雄』という名前が付けられそうになったそうな。空想上の動物は良くないという事で無くなったらしい)) 僕の場合は、どこが好きで30余年ドラゴンズファンをやっているのだろう。それでもやっぱり試合があるとみてしまう、2018年のオープン戦開幕日でした。

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全然関係ないですが、表紙の写真、ドラゴンズ戦ですね。

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